『魂占い』を読んで

こんにちは、朝倉空美です。

かげした真由子先生の『魂占い』を読みました。

エピローグで、涙が出ました。

まゆちん先生の、「誰もが安心して幸せになってほしい」というあふれんばかりの愛がストレートに伝わってきたのです。

 

最初は、自分の使命が何かを知るために開いた本でした。

もちろん、そこには自分の中になかった新しい視点があり、また、心当たりがあることが書かれていました。

そこについての言及は、次の記事に書こうと思います。

 

それよりも、いま、生きづらさを抱えている人たちに、この本を届けたいと心から思います。

傷つくことが続いて「オレなんて生きている意味がないんだ」と落ち込む少年。

半泣きになりながら、異常な業務負荷と上司のパワハラに耐えて、家庭と育児と仕事のはざまで歯を食いしばっている働くママ。

職場で「あれはやったか」「これはできたか」「あれはどうなっているんだ」と毎日のようにあおられ続け、家に帰れば「あれもやらない」「これもやらない」「子供の面倒を見る時間はないのに、自分の好きなことをする時間だけはある」と舅に嫌味を言われて、心が休まる時がない若夫婦。

「そんなのおかしい、何とかならないのか」と、いろいろ頑張ってみたけれど、なかなか効果的な改善策につながらず、歯がゆい気持ちで過ごしていました。

 

こんな体験、一回でいいでしょう?

一回経験すれば、そこで魂の学びは進むでしょう?

仮に一回で魂が成長しなくても、そんなにず~っと経験し続ける必要はないのでは?

人生が仮に80年として、1年間ずっとこの状況に置かれたら、それだけで人生の1%以上をその苦しみの中にいることになってしまいます。

「子供が大きくなるまでの10年間」ってい言うけど、それって人生の10%以上ですよ。

我慢して過ごすには、もったいなさすぎる気がしませんか。

 

世の中には、我慢しないで、自分の好きなことをして、それでいて周囲とうまくやって、イキイキと過ごしている人だって、たくさんいます。

もちろん、そういう人にしんどいことがないかといえば、そうではないのですが、「やりたいこと」が明確になっているからこそ耐えられるしんどさなのだと思うのです。

我慢、ではなく、辛抱、なのですね。

辛抱は心棒=心の強さにつながるのだと、なにかで読んだことがありました。

 

自分のやりたいことが、はっきりしている。

それをかなえるために、頑張れる。

そして、それぞれの違いを認め合って、尊重し、助け合える。

私は、みんながそういう生き方ができたらいいなと思うのです。

 

まゆちん先生の『魂占い』は、その「自分のやりたいこと」「目指す方向」を見つけるための指南書ともいえます。

自分で自分を幸せにするための、航海図です。

どうか、この本がたくさんの人の手に届いて、みんな一人一人が自分の持つ輝きを取り戻すきっかけになりますように。

 

そう祈る、春分の午後でした。